2017年1月29日日曜日

【1/28 JSNCA】2級認定講座 終了報告

☆一般社団法人 日本スポーツ栄養コンディショニング協会(JSNCA) 主催

「スポーツ栄養コンディジョニングアドバイザー2級認定講座」 

無事に終了しました!


今回の講座は「スポーツ栄養セミナー日常編」を更に詳しく解説、

日々の献立チェックや補食の選び方をワークしたりと

盛りだくさんの内容となりました。

普段、私のセミナーはスポーツをがんばるお子さんを

応援している親御さんが多いのですが

今回は「スポーツ栄養を学びたい!」という志を持った若い方たちが

集まってくださいました。

平均年齢なんと26歳!

交流を深めるべくランチタイムや質疑応答の時間も多めにとり

ワイワイガヤガヤ、たくさんコミュニケーションしました😄


ウィルチェアーラグビーのマネージャーさん

柔道整復師さん

保育園の栄養士さん

お料理教室の先生

健康栄養にご興味のある方


いろいろな職業の方が参加してくださいました。

以下、みなさんのご感想です。


☆食事やサプリメントをただ摂ればいいだけではなく、吸収率を上げる

摂取方法や選び方がわかって勉強になりました。アスリート自身にも、

もっと日々の食事に興味を持って欲しいと感じました。

☆様々な話を聞き、自分自身を重ねてみたり、選手を思い出しながら、

こんな情報を与えたらもっと良くなるのかな等、とても身近に感じるものが

たくさんあったので、とてもよかった。

☆とてもわかりやすく、アットホームな感じで楽しかったです。

☆将来、結婚したり家族ができたら意識していきたいです。

☆わかりやすく、とても面白いことが聞けました。すべて使える内容でした。

☆特別に「こうしないといけない!」「こうするとダメ!」と

いうことではないんだと思いました。日頃の食生活にプラスで

気をつけていくだけで、とても大事なことなんだと思いました。


お話した内容がスポーツに関わっているみなさんのお役にたてるとうれしいです。

6時間という長い時間でしたが、充実したセミナーになったかと思います。

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

またお会いしましょう!







2017年1月27日金曜日

カルシウムとマグネシウムでスピードアップ!


運動時のスピードとはすなわち、筋肉の収縮の速さのことです。


この収縮伝達は脳から神経を通って筋肉に伝わるわけですが


ここで重要な役割を果たしている栄養素がカルシウムマグネシウムです。


この2つのミネラルが神経伝達を良くすることで


筋肉の収縮がスムーズに行えます。


運動中に脚が攣ったり、画面の見過ぎで顔の筋肉がピクピクしたりするのは


神経伝達がうまくいかなくなるからなんですね。


長い時間、同じ筋肉を使った運動を続けると


筋肉中のカルシウムとマグネシウムが減少し攣ってしまいます。


カルシウムは筋肉を収縮し、マグネシウムは弛緩します。


正反対の作用をする2つのミネラルですが


摂取するバランスをきちんと整えることで


スピードアップに繋がるというわけです。


カルシウムとマグネシウムは


緑黄色野菜・海藻類・種実類・魚介類に多く含まれていますので


日頃からこの2つのミネラルを意識して摂取するようにしましょう。


◇カルシウムの多い食品

小松菜・切干大根・木綿豆腐・高野豆腐・納豆・

わかさぎ・さくらえび・ちりめんじゃこ・チーズなど

◇マグネシウムの多い食品

玄米・ほうれん草・納豆・木綿豆腐・にがり・牡蠣・

ひじき・アーモンド・落花生など


カルシウムとマグネシウムの黄金バランスは 2:1です!


セミナーではミネラルの働きについて更に詳しくお話します☆


効率良くミネラルを摂取してスピードアップを目指しましょう!


We are wthat we eat!















2017年1月25日水曜日

「食×スポーツでパフォーマンスアップ!スポーツ栄養セミナー日常編 <東京>」開講のお知らせ

☆一般社団法人 日本スポーツ栄養コンディショニング協会 主催

「食×スポーツでパフォーマンスアップ!スポーツ栄養セミナー日常編 <東京>」開講のお知らせ



「食事は生きる基本」

健康的な毎日を送るためには欠かせない重要な要素です。
日々の食事で

何を食べたら良いのか?

どれくらい食べたら良いのか?

何を食べなければ良いのか?

普段の食事に工夫をするだけで体質が変わるヒントをお話します。

難しい講義はしませんのでご安心ください^^


【講座内容】
強くなるための3大要素
☆どうしたら身体は変えられるのか
☆まごわやさしい食事法
☆吸収率を上げる食べ方
☆各種栄養成分のお話
☆疲労回復について
☆活性酸素とは
☆身体のキレを良くするには など


【対象】
☆アスリート
☆ジュニア選手の親御さん
☆スポーツをがんばる学生さん
☆指導者・トレーナー・マネージャーの方
☆スポーツ栄養を学びたい方
☆ご家族の健康管理が気になる方
☆健康的な体作りを目指す方
☆スポーツ栄養コンディショニングアドバイザーを目指す方

※「健康栄養からのスポーツ栄養」でアスリートから一般の方まで幅広くご参加いただけます。

【日時】
①2月8日(水) 10:00~12:00
②2月18日(土)17:00~19:00

【場所】 
東京都千代田区神田神保町1-46-5 ワールドカラービル3
https://maps.google.com/maps?q=35.6979085,139.7584795

【費用】
¥3,240(税込)

【お申込み方法】
お問い合わせフォームより、ご希望の日時①もしくは②を明記の上、お願いいたします。

詳細はお申込みいただいた方にご連絡いたします。

みなさまのご参加をお待ちしております☆

We are what we eat!








2017年1月12日木曜日

不調時の食材選び

今回は疲労回復時に効能のある食材選びについて。


<身体がだるいとき>
いわゆる「「スタミナ切れ」の状態です。
免疫力の高い食材を選びましょう。
にら・グリーンアスパラ・牡蠣・赤身の魚・にんにく



<ストレスを感じる疲れ>
精神を安定させる「セロトニン」含有物質・
マグネシウム・ビタミンB群を積極的に摂りましょう。
魚介類・ごま・豆類・海藻



<胃腸が疲れているとき>
ストレスを感じやすいデリケートな臓器なので、消化の良い物を!
白身魚・豆腐・乳製品・山芋・キャベツ



<肩・腰の疲れやむくみ>
過剰な水分摂取はむくみを悪化させるので代謝の良くなる
食材を選びましょう。
豆腐・鮭・わかめ・小豆・緑豆・生姜・ハト麦



<眼精疲労>
目の乾燥や視力低下を防ぐ食材を積極的に!
レバー・卵黄・にんじん・牡蠣・しじみ



年齢とともに日頃の疲れは知らず知らずのうちに
蓄積されていきます。


たまには「えいっ!」と思い切った休息も必要ですよ!


上手に食材を選んでストレス社会をうまく乗り切りましょう!

We are what we eat!

トランス脂肪酸

今回は脂質の「質」のお話しを。

みなさんは「脂質」と聞いて何を思いつきますか?

「太る」「血液ドロドロ」「ダイエットには禁物」みたいな感じかな。

脂質は全部が「身体に悪い」わけではなく
きちんと「質」を選んでいくことが大切です。

そこで・・・
これだけはオススメできない脂質をご紹介。

それはトランス脂肪酸です!

トランス脂肪酸は
植物由来の油脂に人工的に水素を添加して
固形状にした加工食品です。

構造式がプラスチックに類似していることから
「食べるプラスチック」と呼ばれています。

難しい話になっちゃうので構造式は省きますね。

☆トランス脂肪酸を含む食物
 マーガリン
 ショートニング
 ファットスプレッド
 クッキー
 コーヒーフレッシュ
 フレーバーポップコーン
 クロワッサン
 加工食品
 洋菓子  など

☆トランス脂肪酸との関連が報告されている病気
 がん
 糖尿病
 心疾患
 不妊症
 うつ
 アルツハイマー
 ADHD  など

アメリカでは2018年から
トランス脂肪酸の食品添加を禁止します。

お買い物をするときには手首を返して
裏の原材料欄を良く見てくださいね。

日本ではトランス脂肪酸の表示義務はありません。

ショートニング
ファットスプレッド
加工油脂 など
に含まれている可能性があります。

脂質は私たちの身体にとって不可欠な栄養素です。


炎症を抑えたり
血圧を下げたり
痛みを止めたり
神経伝達をコントロールし
スポーツでは持久力向上に繋がります。

健康診断で「脂っぽい物は控えましょう」
と言われたことはありませんか?

脂っぽい物ってなんでしょう?

「質の良い脂質」ってどんなもの?

答えはお会いした時に!

「質の良い脂質」をきちんと摂取して
健康的な毎日を送りましょう!

We are what we eat!

抗酸化栄養について

活性酸素を除去してくれる栄養素を
「抗酸化栄養」といいます。


どんな食べ物が良いのか見ていきましょう。


①ビタミンACE(ビタミンエース
抗酸化作用を持つ代表的な栄養素です!

◎ビタミン(カロチン)
 ・油で調理するとカロチンの吸収率がアップ!
 ・色の濃い物ほどカロチン含有率が高い
  <にんじん・かぼちゃ・トマト・モロヘイヤ・
  ブロッコリー・みかん など>


◎ビタミン ・加熱調理で失われやすいので、できるだけ生で!
 ・加熱するなら煮汁ごと食せるスープをオススメ
  <パプリカ・ほうれん草・キャベツ・イモ類・
  レモン・みかん・キウイフルーツ・イチゴ・
  パイナップル・アセロラ など>


◎ビタミン ・熱や酸に弱いので保存は日の当たらない場所で
  <かぼちゃ・モロヘイヤ・菜の花・アーモンド・
  ウナギ・ハマチ・アユ など>


②ビタミンB群
 ・酸化されたビタミンCの復活に関与
 ・血行改善、脳神経のアップにも
  <うなぎ・レバー・たらこ・すじこ・かつお・
  サバ・納豆・緑黄色野菜 など>


③ミネラル類
 ・亜鉛、セレン、銅、マグネシウム など
  <魚介類・大豆製品・レバー・ナッツ類・
  いわし・かつお・かれい など>  


④ファイトケミカル
 ・リコピン、カテキン、ポリフェノール など
  <トマト・緑茶・ぶどう など>


旬の物や無農薬のお野菜は栄養価も高いですよ。


カテキンやマグネシウムは炎症を防いでくれる効果もあり


亜鉛は食品添加物を体外に排出してくれます。


あ、亜鉛が不足すると味覚障害を起こしますから注意してくださいね。


それから屋外で競技するスポーツ選手は
紫外線によって強力な活性酸素を発生してしまいます。


抗酸化栄養は生命の維持に不可欠で
身体のパフォーマンスも上げてくれます。


ビタミンやミネラルは単体で摂取しても
あまり効果は期待できません。


普段の食生活でも野菜や果物、お魚などは
積極的に摂取していきたいですね。


生野菜は海塩やオリーブオイル、お味噌、麹などで
美味しくいただけますよ。


蒸し野菜やお鍋、お味噌汁だと量も食べられますね。


生野菜や汁物は食事の一番最初に食べると
血糖値の上昇を抑制してくれます。
肥満防止にも効果がありますよ。


いろいろな食材をうまく使って健康的な毎日を送りましょう。


ミネラルや栄養素のお話しは別の機会に。


またお会いしましょう!


☆We are what we eat!

活性酸素を知ろう!

みなさんは活性酸素ってご存知ですか?

最近、健康番組なんかで特集していますね。

私たちは空気中の酸素を吸って生きていますが
この酸素がちょっとしたきっかけで
「活性酸素」というものに化けてしまいます。

活性酸素は身体に必要な物質で
呼吸の2%までは体内の細菌やウィルスを
やっつけてくれますが
それ以上になると自身の細胞や遺伝子を
攻撃してしまいます。

活性酸素の発生源には
次のようなものがあります。

①水道水中のトリハロメタン(消毒副生成物)
②携帯やパソコンなどの電磁波
③農薬
④食品添加物
⑤放射線
⑥紫外線
⑦ストレス
⑧タバコやアルコール
⑨高速移動
⑩排気ガス  など

なんと、まあ、たくさんありますね!

そしてスポーツ選手はこの他にも
大量の活性酸素を発生させてしまうんです!

なぜかというと・・・

・一般人より呼吸数が多い

・虚血還流現象が起きる
 (スポーツ時に消化器官から筋肉へ動員された
 血液がスポーツ終了後に消化器官へ
 戻ってくる現象)

・筋肉の炎症

・体温の上昇

・プレッシャー

といった理由からなんですね。

私たち人間の身体(成人)は
60兆個の細胞でできていて
その細胞膜は脂質でおおわれています。

活性酸素が大量に発生すると
脂質は酸化され「過酸化脂質」となります。

よって、細胞膜の脂質が酸化すると
細胞は老化し、病気や疲労の元となります。

いわゆる「細胞が錆びた状態」ですね。

りんごの切り口が空気にふれると
茶色く変色して
最後は腐敗してしまいますよね。

人間の身体でいうと
アトピー・しみ・しわ・くすみ、
動脈硬化や血栓の原因となります。

活性酸素から身体を守るためには
「どのような栄養」を
「どのように摂取したら」良いのか・・・

この続きは次回

抗酸化栄養についてお話しますね。

またお会いしましょう☆

We are what we eat!